Newest Viewed Downloaded

経済政策の基礎概念を説明する。 現実の混合経済における経済主体と経済取引をマクロ的に整理し、経済政策の意味について考える。 経済政策の仕組みについて説明する。本章のねらい

経済政策論 月3 木1

2011年4月18日(月) 経済政策の意義と役割Ⅱ

経済政策の基礎概念を説明する。 現実の混合経済における経済主体と経済取引をマクロ的に整理し、経済政策の意味について考える。 経済政策の仕組みについて説明する。

本章のねらい

多くの国の経済には共通する要素が存在する。 多くの経済は、民間部門と公共部門が混在する「混合経済」である。 民間部門では、私有財産制度や選択の自由のもとで、家計や企業が生産・消費・蓄積(貯蓄、投資)活動を行っている。 公共部門では、政府が生産・消費・投資活動を行っている。 消費Cと貯蓄Sは家計の活動であり、生産Yと投資Iは企業の活動である。

1 現実の経済の仕組み

一般政府総支出の対GDP比(%):2009年 (出所) OECD, OECD Economic Outlook, No. 88, Dec. 2010.

経済活動は、経済主体の間での経済取引として捉えられる。市場において対象物が取引され、対象物移転の対価として貨幣が支払われる。 市場では一般に需要と供給が一致するように調整する力が働く。その役割を果たす要素を調整因子という。通常、価格がその役割を果たしている。 市場は、財・サービス市場、労働市場、金融市場、外国為替市場に分類される。各市場の主要な調整因子は、価格、賃金、利子率、為替レートである。 経済主体は、家計・企業・政府に分類される。経済主体は、多数の市場に供給者または需要者として参加する。

経済主体は、家計、企業、政府に分類される。

経済主体 表1-1 経済主体と経済活動の関係    活動 生産 消費 蓄積 主体 投資 貯蓄 家計   O   O 企業 O   O   政府 O Δ O   注: Δは、政府は自己の供給する財・サービスを自己消費することを示す。

経済政策とは、ある経済主体が、ある目的を達成するために、限られた手段(資源)の中から、定められた評価基準に基づき、最適なものを選択し、実行することである。 この定義から、4つの構成要素が存在する。政策主体、政策目的、政策手段、評価基準 広義の経済政策は、各経済主体について考えられる。 狭義の経済政策は、「政府」の経済政策を意味する。

2 経済政策の意味

家計の経済政策(消費計画)

制約条件に直面する。所得、価格を所与とする。 最大限の消費を実現して最大の効用を得たい。 政策主体・・・家計   政策目的・・・効用   評価基準・・・最大化   政策手段・・・財の消費量

財1の数量 財2の数量 無差別曲線 予算線 効用最大化

政府の経済政策は、経済全体に影響を与え、経済全体の成果に関係する。 経済システムの理解が充分でなければ経済政策は行えないため、経済理論が必要とされる。 経済政策の結果、負担者と受益者が発生し、その利害関係が問題となるため、効率基準に加え、公正基準が必要とされる。

政府の経済政策

経済政策は、定量的政策と定性的政策、マクロ経済政策とミクロ経済政策に区分される。 定量的政策は、現実の経済制度・構造の下で政府が政策手段を量的に変えることにより政策目的を達成しようとする政策である。景気対策の金融・財政政策など。 定性的政策は、経済の制度や構造を変える質的政策である。税制改正、独占禁止政策の強化、規制の緩和など。 マクロ経済政策は経済全体を対象とした政策であり、ミクロ経済政策は特定の家計・企業・産業・財・サービスを対象とした政策である。

図1-5 経済政策の流れ(逆転論理思考)

政策 手段 政策 目的 経済 システム 社会的厚生 経済 理論 フィードバック 理論の流れ 政策の流れ 3 経済政策の仕組み

経済政策の流れは、経済理論の流れを逆転させたもの(逆転論理思考)である。 実際には所与の目的から最適な手段を考案することは困難であり、シミュレーションの手法が用いられる。 通常の政策決定は、現状分析、目標設定と現状との乖離理解、政策手段の開発と効果分析、最終政策決定(ここまで立案段階)、政策の実行、という過程をたどる。

経済モデルは、諸変数と変数間の関係式からなる。 変数は、外生変数と内生変数に大別される。 外生変数は、モデル外で決定される変数で、与件とされる。政策変数(政府支出Gなど)と与件変数(投資Iなど)に分けられる。 内生変数は、モデル内で決定される変数である。目標変数(生産Yなど)と局外変数(消費C、税Tなど)に分けられる。 経済政策で利用される経済モデルには、論理的整合性と経験的整合性が求められる。

変数の分類、経済モデル

Y = C + I + G

GDP 消費 投資 政府支出 目標 変数 局外 変数 与件 変数 政策 変数 内生変数 外生変数

目標間にはときどきトレードオフ関係(対立関係)が存在する。 評価基準として、効率基準と公正基準が一般に用いられる。 政策目標には、固定目標と変動目標がある。

政策目標と評価基準、固定目標と変動目標

Showing 1 - 16 of 16 items Details

Name: 
p1102a
Author: 
yoji
Company: 
N/A
Description: 
経済政策の基礎概念を説明する。 現実の混合経済における経済主体と経済取引をマクロ的に整理し、経済政策の意味について考える。 経済政策の仕組みについて説明する。本章のねらい
Tags: 
経済主体は | である | に分けられる | 政策主体 | oecd | 政策手段 | 政策目的 | 逆転論理思考
Created: 
4/12/2007 2:43:32 PM
Slides: 
16
Views: 
2
Downloads: 
0
Rating: 
0


> Comment



Share this presentation
|

Comments

Share this presentation:

|
Sitemap